金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

自分ひとりのこころの事情

自分ひとりの心の事情で生きているのが人間のすがた。

それが天に広がり地を多いつくすようにして生きている。

なにがあった?なにがおきた?

じつはそとでなにもおきてはいない。

自分が悲しれば天地も真っ暗になって悲しみ、自分が嬉しければ蝶は舞い、花は開き、天地も歌う。

 

そんなものだ。

時々外そのものに目を向けてみるのは良いと思う。

外には何も起きていない。

 

「全て世は事もなし」

19世紀 英国詩人 ロバート・ブラウニング 春の朝より