最近四度加行(密教の基礎)を教えて初めて多くの発見がある。
弟子は思いもよらぬことを聞くものです。
視点が変われば質問もまた変わるのでしょう。だから教えることは一番最後にしておくべき修行かもしれない。
これは何の道でもそういうものではないでしょうか。
初心者の質問は必ずしも初心者の質問ではない。
何気ない質問が極意につながっていることも多いものでしょう。
何を教えても初心の人の質問ほど深く、自らに問わねばならないものが多くある。
だからわたしのようなものがものを教えるというのはおこがましいが、それも私自身の大事な修行でもあるのです。