金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

11月滅罪会の感想その13 善龍庵

 修行をしていると、誰かが死ぬ夢や殺しあう夢など、しばしば死に関する夢を見ることがあります。珍しいことではありません。

心得ていないとちょっと不安になるかもしれないですね。

 

私自身も内観修行をしている時に、父が亡くなる夢を見て不安になりましたが、老師からそれは今までの価値観が消え、真実に目覚める象徴であると教えてもらい、腑に落ちました。

 

 

 

ここから感想】
善龍庵 大森義成様

こんばんは。
いつもお世話になっております。


この度は2回目の滅罪会を修行させて頂き、有難うございました。


以前の時は、期間中に夜中に目覚めて嘔吐したり、悪夢を見たり、苦しかったのですが、今回2回目の滅罪会ではそうした痛みはありませんでした。また、代理行の人達を重く感じる事も一度もありませんでした。


修行の次第を頂いた直後に修してみた晩は、
夢の中で、やはり人間同士が
刺し殺し合う、酷い光景を見て
自分がショックを受けるシーンがありましたが、
施餓鬼供養で祈った事のある友人が
夢に出てきて、
話を聞いてくれて一緒に歩いてくれました。
今までの施餓鬼供養で積ませて頂いた功徳が消えずに
自分に寄り添って存在しているのを感じました。


滅罪会が進むたびに前に進んでいる実感かあります。


施餓鬼供養法にも救われています。


今年は本当に有難うごさいました。
今後とも何卒宜しくお願い致します。

 

【こういう感想を頂いたので少しコメントを返信しました】

 

修行お疲れ様でした。

殺し合うというのは、実は古い自分を改め、再生してくという意味があります。

複数の人間同士それぞれが○○さんご自身なのです。

 

心の深いところでは、すでに今までの自分が改まり、新しい自分になっていくという再生が起こっている兆しなのです。

 

ところが今までの自分に馴染んでいるので、それをなかなか受け入れられないためショックを感じるわけです。

 

しかし、もう修行が進んでいますので、後は地道にご精進ください。

 

合掌