七月公開 これは同じ心霊を扱う術者としては是非見たい映画です。
日本の心霊事情はもっと複雑だけどね。
なぜならこうした悪霊の憑依なるものが日本では必ずしもカソリックという限定された精神的フィールドで起きていることではないからだ。
いわばカソリックの信仰という土俵でとる相撲と場外乱闘の違いだ。
もはやそこに明確なルールはない。
いまやどこにも明確な精神的フィールドがないからだ。
仏教や神道がかろうじてそうだが・・・
昔の江戸時代のそれとも大きく異なっている。
悪魔や妖怪、悪霊のイメージもアニメやコミックで作られたものに変容している。
そこに昔の悪魔祓いのルールがそのまま通用するかは疑問も残る。
悪魔自体は存在してもその姿や性格はその人の認識の枠組みに少なからず影響を受けて動くからだ。
悪魔の出口も入り口も人の心だ。ほかにはない。
神も仏も同じだ