金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

映画「君の名は」は一見の価値あり

今大ヒットのアニメ「君の名は」は一見の価値に値します。 私は二度見ました。 話の中で少年と少女がお互い人格転移を起こすのですが、実はそこが主題じゃない。むしろ前半は夢が主題。 昔あった「転校生」のようなコメディ映画だと思ったら大間違い。 過去…

西陣の聖天様 2

さて、関西から帰ってきて二日ばかり経ちますが昨日の晩、ある人から「西陣の聖天さんに祈祷をお願いしたことがもう叶いました!」という喜びの報告が来ました。 この人はうちの講員さんですが、御祈願は私と出会う以前から西陣の聖天様にしています。 例に…

ツノガエルに学ぶ辨事ということ

今現在、お施餓鬼しているお弟子さんが「餓鬼って調べてみると、なんか、きれいなものは受けいけられないんですよね。・・・でも前方便で遮水したりして三鈷杵で道場を清浄にするのはどうなんでしょう。不相応じゃないでしょうか?」という話でした。確かに…

気学講習日程変更のお詫び

大変申し訳ありません。 第二回の気学講習の11月13日はうっかりダライラマ猊下の灌頂と重なりブッキングしてしまいました。 変更します。日時はお集りの方との相談で来る15日に相談のうえで決めます。 一応、候補日としては11月の26日(土)か27…

西陣の聖天様

信貴山での講習会の帰り、京都西陣の聖天様「雨宝院」さんによりました。 雨宝院さんは講習会参加者のおひとりでした。 最近こちら様とは何かとリンクします。一辺正式にお参りしなくてはと思っていました。 突然の来訪をお頼みしましたが、幸いご住職の谷田…

信貴山千手院へ

信貴山の千手院様に祈祷講習の講師としていってきました。 まず奈良駅で信貴山入りする前にお茶です。お手拭きがおしゃれです。 夜の信貴山、エルイーディーライトの灯篭が一晩中ついています。キレイ! これは千手院名物なかよし猫のミーちゃんとサバちゃん…

金木犀

私が住む観音堂の周囲から金木犀の香りが漂い始めました。 夏が終わり秋の到来を感じます。金木犀で思い出すのは、昔師匠の寺で小僧をしていた頃、 羽田住職の留守中に金木犀の中国酒を飲んで酔っ払い、帰宅後に大目玉を食らったのを 昨日の事の様に思い出し…

真夜中電話

真夜中によく電話きます。夜8時以降朝8時まではつながらないのだけど着信だけ残っている。 0時とかは序の口、ひどいの午前1時、3時とか!なんなんだ。 遅くまで仕事していて目の前でチカチカ着信が着ているのもよく見るけど、何度着信しようが絶対に受話…

10月の予定

10月2日 日曜日 午後1時から 十一面観音例祭 こちらの参加は原則として信徒様かそのお知り合い、ご家族。 もしくは御祈祷を頼んだ方。 10月18日 火曜日 午前11時から 飯縄例祭護摩 参加希望の方は連絡願います。 どなたでも参加いただけます。 茶話会 座…

自然のお花供養

馬頭様の前に曼珠沙華が咲きました。 去年は2本くらいだったけど今年は沢山でました。 馬頭様は十飯面様の結界明王ですから門に入ってすぐ横にお祀りしてますが、交通安全や動物たちの供養も兼ねています。 これは自然のお花供養ですね。 ・・・なくなった…

地蔵信仰を勧める猫

拙寺の猫「ウシ」が持っているカードには 「毎日晨朝入諸定 入諸地獄令離苦 無仏世界度衆生 今世後世能引導」 と書いてあります。これは延命地蔵菩薩経の一節 「今日24日は地蔵様の縁日ですよ。」と皆様に地蔵信仰を勧めております 六道能化と言って地獄か…

秋のセミ

秋の夕べのアブラゼミ もう今は6時だとかなり暗くなりますね。昨日の夕べちょっと外へ行って帰ってきたら家の裏の壁にアブラゼミがいました。 もう仲間もいないし、どこへ行ったらいいのやら・・・・ジッとしています。 もうまばらに聞こえるのは秋の虫たち…

独鈷よ。ありがとう。

右が長年使った独鈷です。 私が在家22歳で密教修行始めたころは何もないままで出発。白衣は一枚冬も夏も同じ夏物です。 修法もプリンのカップ並べて六器にしたり、柄香炉も水ひしゃくの先に額かけを針金で巻いて作りました。蓋付きのお湯のみが遮水器と塗香…

雑密という言い方

今回は恐れ多くも学術用語に刃向かいます。 今回の日光修験の集まりで語った方からたまたま「修験道では雑密の護摩をたくのでしょうか?云々」のといった話題が出ました。この雑密という言葉は純密に対する言葉です。 伊矢野師の話では常に「雑密などという…

蔵王権現と聖天様

これは神道集にある吉野蔵王権現な関する縁起です。 「象王権現の本地は釈迦如来である。 摩耶夫人の胎内に入った時、白象の姿であったので象王と云う。 権現として顕れた時は、本地は聖天である。 聖天は真言教主の大日如来であり、その教令輪身の大聖不動…

日光修験開創1250年記念

日光修験道に行ってきました。 とはいっても私は右の足首が壊れていて危ういので山修行ではなくお練りの参加です。今年は日光修験道開創1250年の記念祭でした。 開山勝道上人が日光を開いてそれだけたつわけです。 それで「ぜひともお練りだけでも」と、法頭…

バトちゃん一歳になりました。

バトちゃんが一歳になりました。たった一年だけどいろいろあったね。 着てすぐに低血糖で倒れて、首が座らず目を開けたまま倒れて気絶してしまいました。それで助かりますようにと馬頭さまにお願いしてこの名前に命名しました。バトちゃんのバトは実は馬頭観…

九星術伝授会

尊星王本部主催 10月15日(土)11時から17時まで 11月13日(日) 同じ 基礎方応用までの10時間講義です。 場所 本部道場 金翅鳥院本堂 講義料一括5万円 分割なら1講座3万円 くわしくはお電話ください。0467454009 参加資格 門人会員、講員そのほ…

月例護摩について

飯縄様の月例護摩は長らく焚いてきたけど、来年からは本山から役僧として入る久高悠照君に担当をかわってもらう予定でおります。長らく御参詣頂きありがとうございました。 私が焚くのは年内だけ、後4回ほどですが、どうぞひきつづき来年もよろしくお願いし…

心を用いずとも・・・

ある大変に大事な方からの紹介で結構、霊問題のきついの抱えた方が来る予定でした。 「ワ~これきついなあ・・・大変だ」っていう感じ。これは本物ですね。 霊の問題は本物でも偽物(精神疾患)でも時間がたっていると完治はむつかしいものです。 なぜかって?…

いたしません。

どういうわけかうちは霊関係の相談が多いです。 勿論本当にそういうこともあるんだと思っていますよ。私は。 そんな非科学的なことなんておもいません。 なぜなら科学で相手にできるのは検証や実験が可能なことだけですからね。何でもかんでもが科学だのなん…

善悪の輪廻

人間誰しも生きていれば、自分にとって思わしくない出来事に遭遇することがあると思います。 誰でも嫌な経験なんてしたくはないですが、過去の苦々しい経験があったからこそ現在の自分があるな、と感慨深く過去を追想する事も誰でもがあるかとおもいます。 …

うれしかったこと

今日、遠方からお電話がありました。 なんでも知的障害があって精神疾患もあるということですが、その方からお不動様の本を買いましたということでお電話いただきました。この先の人生が不安なのでしょう。将来に親が亡くなったら死にたいと思う・・・という…

ソウルメイトの話

ソウルメイトという言葉があります。 スピリチュアル系の講座などで「ソウルメイトと出会う法」などというのをやっていますね。 ソウルメイトは魂の仲間ですから、その人と出会えばきっと幸せになれる…という発想です。たぶんね。 だから、そういってしまえ…

9月27日信貴山千手院 祈祷講習会

いよいよ27日は行者祈祷秘巻下巻の伝授です。 特別伝授は「飯縄ツチガネノ法」と「厄除け秘法」です。 飯縄法は数々ありますが私の個人的な伝授会で一回したきりです。 団体での公開伝授は最初で最後になりそう。以後の予定はありません。 この機会を逃さず…

神々の里へ2

二日目です。高千穂峡の天の眞名井の滝にボートで臨みます。 人懐こいアヒルたち。ボートによってきます。 高千穂峡の奇岩の続く峡谷。こういうところは見た目はすごい。 竜でも出そうだけどあまりに観光地化されているのか、なにも霊威は感じません。天の眞…

神々の里へ1

今年は今まで母の病気やら何やらで私的な旅行などはできませんでしたので、今年はじめて一泊で宮崎に行ってきました。ヤシの並木がなんとも南国的。 宮崎空港から車で2時間半。まず、行きたかったのはここ高千穂の八大の宮です。八大竜王さんですがこちらは…

猫引き戻し二匹同時。

久しぶりにニャンコの引き戻し依頼です。二匹です。どちらも同時にいなくなっています。 飼い主は兄妹で少し離れた家のニャンコです。 いなくなって四日だそうです。 猫は早いほど戻ります。 もし猫ちゃんがいなくなったら、ためらわずに早期にご連絡くださ…

不動明王信仰について

「読むだけで力のもらえる不動明王の本」をお読みいただいた方から「不動明王の信仰をしたいけど、どこで不動尊信仰はしたらいいのですか」というご質問をよくいただくので申し上げます。 お不動様のお寺は祈願寺としてはとても多いのでそんなに探すのに苦労…

身土不二

日蓮宗などでは比較的によく言うようですが「身土不二」という言葉があります。「我々の体と環境は実は別々ではない」という意味、同じなのだという意味です。これは古くは唐代に妙楽大師と呼ばれる湛然さんという中国僧が維摩経の解釈で書き残しています。 …